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命を守るヒーロー(群馬・TH) 2019/12/05
命を守るヒーロー
▼「息を飲まざるをえない」。台風19号の被害を受けた群馬県嬬恋村を視察した赤羽一嘉国土交通大臣がその爪痕を目の当たりにして述べた感想だ。訪れたのは増水によって崩落した鳴岩橋。取材時に現場を見たが、全く同じ印象を受けた
▼橋脚および上部工は跡形もなくなり、通常の流れと違う軌道で茶色く濁った水が激しく流れていた。強風であおられた木々や電柱は倒れ、橋までの道をふさぐ。これほどの災害現場を見たのは初めてで、改めて自然の力に恐怖した
▼同村田代では観測史上最多雨量の408㎜/日を記録。山腹崩壊や土砂流出、道路崩落などが発生。12件の人家が全半壊するなど甚大な被害を受けた。不幸中の幸いと言えるのは、人的被害が出なかったこと。迅速な避難勧告などを行った同村のファインプレーといえる
▼近年の台風は「記録的」や「観測史上最大」などの言葉が当たり前になりつつある。台風だけでなく、ゲリラ豪雨や線状降水帯による大雨も警戒しなければならない。加えて、地震や火山など自然災害のリスクは数え切れない。次々と降りかかる自然災害の被害を最小限に抑えるためにはソフトとハードの両面で備える必要がある
▼ハード面対策として、全国各地で防災・減災事業が展開されている。計画するのは行政だが、実際に現場で行動するのは建設業。災害発生時に被害を受けたインフラ復旧を行うのも建設業。一般紙やテレビでその活躍や苦労が取り上げられる機会は少ない。地元建設業に最も近い報道機関として、防災・減災や災害対応に汗を流す本当のヒーローの姿を追い続けなければならない。(群馬・TH)
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