コラム

2018/01/16

私は建設業で働きたい(茨城・MK)

私は建設業で働きたい


▼高校を卒業して塗装業に就職し、現場で頑張っている女性に話を聞く機会があった。なぜ塗装業にと問うと、卒業制作で塗装作業をしたところ、だんだん楽しくなり自分でもできるのではと思い就職したという


▼就職後も勉強の毎日だが「塗り終わった時には充実感を感じます」。友人からは「もっと女性らしい仕事をすれば」と言われるそうだが、「仕事が楽しい。楽しくなければ続けられない。自分のやりたいことをしたいだけです」。将来は「技能士の資格を取り、技能オリンピックに出たい」と目を輝かせた


▼ある日一人の女性が支局を訪れた。弊紙を購読したいと言う。建設業とは違う仕事をしているが、以前働いていた建設業をもう一度やってみたいとの思いが募り、新聞を読んで勉強したいと。快く応援することを約束した


▼女性が建設業で働くのに大切なことは何なのか。山梨県建設業協会青年部会では、建設業に従事する女性の語る会を開いた。女性技術者でつくる「けんせつ小町甲斐」が国や県の女性職員と意見を交換。「現場に女性用トイレが設置されるなど環境が改善されてきた」という感想、「仕事と育児の両立は周りの理解とサポートがないと大変」との声が出た。建設業の魅力については「工事が完成した時に感謝された」「多くの人と協力しながら造り上げ完成した喜び」を挙げた。そして「受け入れる側と入職する側の気持ち次第で、女性も建設業で働ける」と


▼建設業で頑張る女性。建設業で働きたい女性。それぞれが日々の現実と向き合いながら歩んでいる。弊紙も、そんな女性を応援し、建設業の魅力を発信していく。(茨城・MK)


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