コラム

2018/01/17

情熱・挑戦・発想(山梨・HI)

情熱・挑戦・発想


▼「ピンポン」「誰か来ましたよ」このフレーズを聞いたことがあるだろうか。昨年12月開催のM1グランプリで、お笑いコンビのジャルジャルが披露した「変な校内放送」のネタである。独特かつテンポがよく、面白くゲーム性のあるこのネタが今、子どもや若者を中心にブームになっている


▼コンビのネタは、チャイム音をお題側が発し、テンポが良い掛け合い漫才。誰もが親しみのあるチャイム音とツッコミの単純さが面白く真似してみたいという気持ちをくすぐる。放映翌日にまちを歩くと、子どもたちが早速ゲームとして遊んでいる姿を見た。2007年ごろに流行(はや)ったお笑いコンビはんにゃの持ちネタを彷彿(ほうふつ)させる


▼情熱は人を魅了する。ジャルジャルは優勝を逃し6位に終わった。結果発表時、福徳秀介さんが悔し涙をこらえ、後藤淳平さんは笑いを取りに行った姿を見て、漫才にどれだけ真剣に向き合っているのかが伝わった。リアルタイム時のSNSでは、そのコンビ愛に感動する人が続出した


▼結果だけが全てではない。講評では、お笑い界を引っ張る松本人志氏やオール巨人氏が、新時代を切り開くチャレンジ精神を高く評価。高度であろう掛け合いをミスせずやりきったのは、彼らの漫才への情熱と練習のたまものであろう。新しいことに挑戦し情熱を捧げる人間のカッコよさを目の当たりにした


▼建設業界ではドローンなどを使ったICTが活用され始めている。人の仕事をロボットが代行する時代。その発想力や取り組み実現に向けた情熱・挑戦の精神は目を見張る。発想・情熱・挑戦の精神を大切に日々邁進(まいしん)していきたい。(山梨・HI)


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