コラム

2018/03/06

健康は食事から(茨城・TI)

健康は食事から


▼「持っていきなさい」と、正月に帰省した実家を出る時に渡された黒米。ビタミンが豊富で健康に良いとされる古代米の一種だ。半信半疑で白米に混ぜて炊いてみると、色鮮やかな紫色に染まった。味に変化はない。普通に食べられる。普段と同じ感覚で、健康に配慮できるのならば、これほどありがたいものはない


▼健康食の米といえば、真っ先に玄米と雑穀米が思い浮かぶ。調べてみると、もみ殻だけを取り除いただけの玄米は、ビタミンやミネラル、何より食物繊維が豊富で、ダイエット効果が期待できる。一方の雑穀米は、アワやヒエといった複数の穀類が混ざるもので、栄養価が高い。栄養が偏りがちな現代人にはうってつけではなかろうか


▼「医食同源」という考え方がある。バランスの取れた食事を心掛け、病気を予防しようというもの。以前は一日30品目などが良いとされたが、実際にはそこまで多くなくとも、食べ合わせなどによって十分に健康状態を保つことができる。いざとなれば、マルチサプリメントなどでビタミンの不足分を補うこともできる。暴飲暴食や偏食を避けるだけでもだいぶ違う。むろん、粗食主義や菜食主義などはまた別の話だ


▼正直なことを言えば、好きなものだけを食べていたい。当然だ。昼休憩に食べるラーメンやうどんは体に熱が入り、仕事終わりに食べるカレーは格別だ。ちなみに一番好きな食べ物は納豆で、われながら安上がりだと思う。偏りがちだからこそ、たまの健康食が殊更おいしく感じる


▼一日の基本となる食事。それをおろそかにして、良い仕事ができるだろうか。身に染みる毎日である。(茨城・TI)


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