コラム

2018/03/13

美しい受話音に驚き(山梨・SA)

美しい受話音に驚き


▼お客さまの会社に広告営業で訪問した時の話。あいにく担当者が外出して不在だった。しばらく待つと、会社の方が携帯電話で丁寧に連絡を取って下さった。予想外の展開に恐縮しながら拝借した携帯電話の受話口から、とても聞き取りやすい音声が耳に入り、一瞬要件を忘れるほどのクリアさに驚いた。長年愛用する携帯電話が、実は「聞きにくかった」ことに気付いた瞬間だった


▼今使っている携帯電話は購入から大きな故障もなく長年愛用している。そのため、使い慣れた携帯電話が持つ能力が基準となっていたので比較対象がなく、明らかなサンプル不足だった。他人の携帯電話を使うことがなかったことも、携帯の異常に気付けなかった要因の一つ


▼自分の体の状態を考えてみると、聴力は音楽の聞き過ぎでそれほど良くないと自覚している。しかし、携帯電話を使用しているときのことを思い出すと、必ず無意識に音量を上げながら使っていたことに気付いた。受話音の聞きにくさが分かっていながら使っていたのだ


▼長く愛用している身近なものを別のものに変更するのは勇気がいる。変更しなければと迫られたり、生活への不便さや支障を来していることは、なかなか気付くことができない。ちょっとした不調がトラブルを回避するきっかけになる


▼聞きやすかった音の感覚がいまだに耳に残っている。明らかな音の違いを体感した経験を潮時と考え、機種変更に踏み切るか、このまま使い続けるか迷うところだ。しかし今は懐具合が一番の肝。今後「携帯電話機種変更基金」を地道に積み上げ、美しい受話音を持つ機種の到来を待ちたい。(山梨・SA)


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