コラム

2018/03/22

日々の活動にこそ注目を(茨城・KN)

日々の活動にこそ注目を


▼2月25日、平昌(ピョンチャン)冬季五輪が閉幕した。日本は過去最多13個のメダルを獲得するなどその実力を大いに発揮し、2年後の東京五輪に弾みを付けた。テレビの前で声援を送った方も多いのではないか


▼普段はなかなか観戦する機会のない競技に注目が集まるのも五輪の特徴。スピードスケートの団体パシュートなどルールがよく分かっていない競技については「え?これはどうなったら勝ちなの?」と家族間で盛り上がれるのも醍醐味だ


▼個人的に特に注目したのが女子カーリング。日本代表として五輪の舞台に立った「LS北見」のメンバーは真剣勝負の場であっても和やかにプレーする。笑顔を見せながら競技に臨む姿に好感を持った。初の銅メダル獲得の瞬間は、TVの前でガッツポーズをしてしまった


▼そんな中、ドキッとさせられたのがLS北見の創設者で主将を務めた本橋麻理選手の「カーリングは4年に1回だろ、とよく言われる」という言葉。確かにトリノ五輪に出場した「チーム青森」以来、カーリングの認知度は高まったように思えるが、それはほとんど五輪期間。当然だが、選手や関係者は五輪のときだけ活動しているわけではない。日々の活動の積み重ねがなければ栄誉をつかむことなど不可能だ。一過性のブームの時にのみ反応するのでなく、日々の活動にも注目して応援していくことが重要だと痛感した


▼地震や豪雪など不意の災害時に重要性がクローズアップされる建設業にも同じことが言える。いざというときに力を発揮するためには日々の業務をしっかり務めることが不可欠だということを、多くの人に理解してほしい。(茨城・KN)


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