コラム

2018/06/02

地域に密着したチームに(茨城・HS)

地域に密着したチームに


▼ここ数年、現地でのスポーツ観戦といえばサッカーばかりだった。近くにスタジアムがあり出店のグルメもおいしい。最近はサポーターが増え、十数年前と比べると駐車場や座席の確保に苦労するようになったものの、チームの成長を実感できて悪い気はしない。水戸ホーリーホックは地域密着のお手本のようなチームだ


▼浮気ではなく生来の流行に飛びつきやすい性格のせいだろう。先日、開幕を迎えた野球の独立リーグ・BCリーグの栃木対群馬戦を観に行った。お目当ては、なんといっても昨年まで巨人に在籍していた村田修一選手


▼車で球場の近くまでたどり着くと、なかなかの渋滞に出くわした。進んでいくうちにスタッフの人から紙を手渡される。臨時駐車場の案内だ。1時間以上前の到着にもかかわらず500台近くある駐車場は全て埋まっていた。仕方なく臨時駐車場に回り、30分以上かけてバスで移動した


▼いざ球場に着くとバックネット裏から内野まで立すいの余地もない。外野も栃木側はほぼ埋まっていた。晴天の休日、そして村田効果のおかげか、観客数は4000人超。予想外の人の多さに面食らったが、なんとか試合終了まで観戦を続けた


▼結果は1対7と栃木の完敗。村田選手もいいところなし。まぁ、そこはご愛嬌。いつまでいてくれるかは分からないが、いる間にもう一度行って今度は豪快なホームランを見てみたい。村田選手に限らず、選手の頑張りこそがファンの獲得につながり、地域への浸透につながる。栃木はまだリーグ参戦2年目。地域に密着し、末永く愛されるチームになることを期待している。(茨城・HS)


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