コラム

2018/06/06

プラネタリウムにて(新潟・TN)

プラネタリウムにて


▼プラネタリウムに時々行くことがある。ロマンチックな気分に浸りたいということもあるが、どちらかと言うと知識を得たいという気持ちが強い。宇宙のことは好きだが、子どものころは近所の友達が天体望遠鏡を手に入れてもさほど興味が無く、のぞいたかどうか記憶も無いぐらい。最近になってプラネタリウムに行くのがわれながら不思議な感じ


▼プラネタリウムは夜空を映し出して星座の解説するだけではなく、テーマを設けた映像プログラムも用意されておりそれも楽しみ。例を挙げると、オリオン座のベテルギウスなど超新星爆発や地球外生命に関するものなど、さまざま。特に私たちの住む天の川銀河とアンドロメダ銀河は約40億年先の未来に合体すると言われており、その瞬間をシミュレーションし映像化したものは、まさに圧巻だった


▼解説員についても上映が始まる前のわずかな時間に自分自身を紹介することがある。例えば、声がやわらかい感じでゆったりとした口調でしゃべるため「癒し系」であると紹介する解説員もいれば、世界100カ国以上を旅して、その国々の夜空を見てきた解説員もおり、何ともうらやましい限り


▼観覧者も上映後に解説員に質問しているところを見たことがあり、次回は何か質問してみたいと思う。また星空を映す投影機を前にスマートフォンで撮影する人もいた。しかし上映中についてはうっかり寝てしまうので気を付けたい


▼そして見終わった後、当然本物の夜空で星座を確かめたい。けれども今住んでいる地域は日本海側で、特に冬はなかなか晴れない。何とも言えない気分になるんだなぁ、これが。(新潟・TN)


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