コラム

2018/09/19

この場を借りて(群馬・TH)

この場を借りて


▼入社して3年が経ち、これまで群馬県の北部地区を担当してきたが、中部地区へ変わることになった。結婚を機に群馬県に移り住み、すぐに入社した。群馬も建設業も記者も素人だった


▼群馬県北部は中山間地で、雄大な自然に囲まれている。利根沼田の河岸段丘や嬬恋村の浅間山、八ッ場ダムの建設が進む吾妻峡、片品村の尾瀬ヶ原など、心を打たれた風景を挙げていくときりがない。自然の恵みを受けてにぎわう伊香保や草津に代表される温泉街も強く印象に残っている。四季折々の表情を見せてくれる景観は楽しみの一つでもあった


▼心の支えになったのは自然だけではない。右も左もわからない記者に懇切丁寧に教えてくれた取材先の方々。時にはミスをしてお叱りを受けることもあったが、それでも優しく対応してくれた。国や県、市町村をはじめ各所で取材対応に当たってくれた皆さんには本当に感謝している


▼そして地元建設業の方々にも大変お世話になった。賀詞交換会や親睦会への参加を許し、その土地のことや建設業のことなどを話してくれた。現場での苦労や喜びの言葉から仕事に対する情熱や信念、意気込みを学んだ。少しでも良い記事を書き、業界の発展に貢献しようと自身のモチベーションにもつながっている


▼まだまだ未熟者だが、ここまで踏ん張って仕事ができているのは、先に述べた方々のおかげであると痛感している。これまでの出会いと経験は財産。新しい地区に移っても、沢山の人に支えられることだろう。記者として、社会人としてレベルアップし、業界に貢献できる人材になれるよう努めていきたい。(群馬・TH)


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