コラム

2018/11/03

温暖化と寒冷化(新潟・TN)

温暖化と寒冷化


▼環境問題というと、最近では激甚化する豪雨などに絡み、地球温暖化に多くの関心が集まっている。その一方で寒冷化に向かっているという説もあり、2つの説が真っ向から対立している感じ。勝負ごとではないが、どちらに傾くか非常に気になるところだ


▼温暖化については、ホットハウス現象なる言葉をネットニュースなどで見かけるようになった。この現象は、地球全体の気温が産業革命前に比べ2度上昇すると、熱帯雨林や永久凍土、海氷などに閉じ込められていた二酸化炭素が、暖かさのため大気中に放出され、現在の科学力では気温上昇を止めることができなくなるもの


▼この現象は、ストックホルム大学ストックホルム・レジリエンス・センターが発表した研究結果で、温暖化を語る上でまるで最終兵器登場という感じだ。このような事態に陥る前に、化石燃料消費を減らすことや技術革新など、さらなる取り組みが求められる


▼寒冷化については、太陽活動の低下や太平洋の海水温が数十年周期で変動することなどにより、気温が下がり氷河期が起こること。しかし氷河期が終わった後に、温暖化が再び進行するという、ややこしい意見もある。さまざまな説はあるかもしれないが、どの道、地球環境の未来は大変な事態になると予想していることに変わりはない


▼簡単に結論付けはできないだろうが、ウィキペディアによると、温暖化が進行しているとまとめている。仮に温暖化であればエネルギーの大量消費は明らかに地球環境に悪い影響を及ぼしているということになる。より一層環境に関心を持つことは大事なことだ。(新潟・TN)


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