コラム

2019/01/09

知ってもらうことの大切さ(茨城・HS)

知ってもらうことの大切さ


▼朝起きると、とりあえずテレビの前に移動してリモコンを操作する。特段お気に入りの番組があるわけでもなく、ただ流しておくだけ。もちろん帰宅後も同じ。インターネット全盛の昨今ではあるが、典型的なテレビ世代の生活習慣だ


▼日本で地上デジタル放送が始まったのが2003年。アナログは12年に停波となった。停波を周知するために作られたマスコットキャラクターも、今ではほとんどの人が忘れているだろう。一方BS放送は放送事業者が徐々に参入し、今では35チャンネルにまで増えた。有料放送もあれば無料放送もあり、地上波とは一味違った番組が多い


▼そのBS放送で、3チャンネル分の空きができるため、新規参入事業者を公募することになった。20年夏以降には新しいチャンネルの放送が始まる見通しだという。テレビ業界への参入はある程度の資本がなければ難しい。まずは手を挙げる事業者がいるかどうか、そしてどんなチャンネルになるのか。願わくば通販番組に頼らず、独自の番組を制作する、意欲的な事業者に参入してほしいものだ


▼どんな業界でも、すでに下地がある分野への新規参入は難しいとされる。特に今の時代は時間の使い方が多様化している。まずは認知度を上げ、一人でも多くの人に知ってもらうことから始めなければならない


▼建設業界も知ってもらうことの大切さを再認識した方が良い。例えば旧3Kと決別し新3K(給料・休日・希望)の実現に取り組んでいること。業界と行政が分かっていても、一般人が知らなければ意味がない。選ばれる業界になるためにはさらなる努力が必要だ。(茨城・HS)


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