コラム

2019/04/12

若い世代が活躍を(群馬・KO)

若い世代が活躍を


▼2019年のプロ野球公式戦が3月29日に開幕した。特定のチームを応援しているわけではないが、甲子園を盛り上げた選手たちの活躍も含め、どのようなシーズンになるのか楽しみだ


▼18年は球界を代表する名選手の引退が目立ったと感じる。侍ジャパンの一員として2000本安打も達成した広島カープの新井貴浩選手やプロ野球最多登板を記録した中日ドラゴンズの岩瀬仁紀選手など。所属チームだけでなく、球界発展のためにも力を尽くしてきた選手たちだ


▼引退した選手の中でも1980、81年生まれのいわゆる松坂世代の選手の引退が相次いだ。BCリーグでも活躍した元読売ジャイアンツの村田修一選手をはじめ、数多くのタイトルを獲得した同球団の杉内俊哉選手などが挙げられる。松坂世代でも現役を続ける選手たちもいるが、いずれは引退という選択をしなくてはならない。この穴を埋めなくてはいけないのが若手選手で、層の厚いチーム作りをしていくのが必要だと指揮官は感じているだろう


▼建設業ではどうか。高齢化が進み、若い世代の確保が業界のなによりの課題だ。長年にわたり会社を支え、人々の生活基盤づくりを支えてきた人たちも第一線を退くことになる。若い人たちを入職させるため、ICT施工の推進などが行われている。業者や住民を対象にした施工現場見学会も頻繁に開かれ、徐々に関心が高まってきているのではなかろうか


▼地元高校生を対象としたICT施工見学会を取材する。真剣な表情で取り組む高校生たちの姿が目に映る。これからの建設業を担う若い世代として入職してくれることを願う。(群馬・KO)


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