コラム

2020/10/09

難しい営業活動(山梨・TH)

難しい営業活動


▼「お仕事は忙しいですか」。コロナ禍の中でよく使うあいさつの一つ。訪問営業は、今後もなるべく自粛をするつもりだ。しかしその影響で久しぶりに担当者に会うと、やや緊張し、少しばかりの距離感を感じる


▼先日、建機販売業者を訪問した時のこと。当然のように「お仕事は忙しいですか」と尋ねる。営業担当者はうれしそうに「よく売れて大変忙しいよ」と誇らしげ。忙しい理由は「建設業者がコロナ融資を使い建機を購入している。(コロナ禍も)民間専門の建築業者には大きな影響があるが、土木業者にはあまり関係がないらしい」と話す。公共工事の現場は順調に稼働しているようだ


▼今春は山梨県内でもコロナ感染が増加し、多くの建設業者の社屋に張り紙があった。「お客様への感染を防止する観点からも、販売営業員、サービス営業員の訪問活動を縮小させていただく方針を決定しました」と。少し寂しさを覚えたものだ。だが最近は少しずつコロナ規制も解除されてきた


▼実際にリモートワークをしていた人に感想を聞いたところ、慣れないせいかデメリットの方が多い。「足で稼ぐのが営業と教えられてきたため、実際に会って話をしないと不安」などの話を聞いた。反対に、これまでの通勤や客先までの時間が有意義に使える、自由に使える時間が増えるという声も少なからずあった


▼昨今は外出自粛の風潮が強まり、職種に関係なくリモートワークという情勢になっている。今後も本格的に拡大していくだろう。就職活動も変わりつつある。リモートワークに向いていることが一番の採用条件になるかもしれない。(山梨・TH)

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