コラム

2021/03/31

いまだに悪者?(新潟・TH)

いまだに悪者?


▼コロナ禍でステイホームが基本となりつつある中、アマゾンプライム、ネットフリックスといった動画にお世話になっている。最近は利用している人も多いのではないだろうか。テレビを見て育った世代のため当初は抵抗があったが、友人から勧められたドラマを夜な夜な鑑賞し、まんまとハマっている今日この頃


▼欧米や日本、韓国の映画・ドラマなど国やジャンルを問わず鑑賞していると、最近気付いたことがある。欧米のドラマや映画ではあまりないのだが、日本や韓国の物語では、主人公の前に悪の組織として立ちはだかるのが大手建設会社という話がしばし見られることだ


▼一昔前のドラマや映画などにこのパターンはよくあった気がするが、時代が進んでも「建設業=悪」みたいなイメージはいまだに根強く残っている。銀行モノなどでもそういった傾向は見られるが、建設業はその中でも断然、イメージが悪い業界の筆頭と言っても過言ではないだろう。こうしたメディア等で作られた印象だけが独り歩きしているのは残念でならない


▼一見強面(こわもて)の人もいるが話をしてみると実はいい人の場合が多い。実際、コラムが掲載されると必ずメールをくださり、読んだ感想を教えてくれる足長おじさまのような電気業者の部長さん。かすれた声で電話に出ると「どうした風邪でもひいた?」など優しい一言をくれる建設業者もいる


▼道路、上下水道、河川整備など安心して生活できるのは建設業があってこそ。私たちの日々の生活を支えている大事な仕事をしているのが本当の姿。「建設業=善」であることを微力ながら伝えていければと思う。(新潟・TH)


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