コラム

2021/04/02

今日もご安全に(埼玉・YH)

今日もご安全に


▼この時期になると若葉マークを付けた車や小学1年生になったばかりの子どもたちを見かける。「安全」という観点からみると、慣れている方はいま一度、交通ルールを確認するいい機会になるかもしれない


▼安全の確立には、互いの思いやりが大切だと感じる。運転手同士の話とは限らない。歩行者同士でも成り立つと思う。運転の仕方、歩行の仕方で「安全」は確実に確保できる


▼この「安全」という言葉から「安全帯」を思い出す。現在、安全帯は法令改正により現行のものから新規格のものへの移行期間中だ。前職で工具販売員をしていた際、新規格品が出回り始めたときには早速買いに来る人たちがいた。生産が追い付かず、入荷待ちという状態のときもあった。お客さんの中には「お金がかかって困るねぇ。でも命はお金に変えられないし仕方ないよな」と言う人もいた


▼工具販売のさらに前、看板屋で働いていたときのこと。補修依頼があり、準備をしていると「今日は安全帯を持って行ってね」と言われた。現場はとある駅構内。どんなものか見てみると、看板があるのは頭上程度の高さ。作業は2尺(約90㎝)の脚立の上で行った。心の中で必要か? と思ったが決まりなので仕方ない


▼と思ったら繁華街の町の中での現場作業があった。今度は9尺(約270㎝)の脚立の上で作業するという。ただ安全帯はしていなかった。今思うとよくけがをしなかったと思う。一体「安全」とは何なのか。この春、新しく建設現場で働く人たちには面倒くさがらず「安全」の意識をしっかり持ってほしい。ということでみなさん今日もご安全に。(埼玉・YH)


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