赤榛橋架替が新規(水資源機構群馬用水)
今後の発注計画まとまる
独立行政法人水資源機構群馬用水総合事業所は、第2四半期以降に発注する工事概要を公表した。4月の発表時との変更は2件で、1つ目は小坂子第1・第2水路橋改築工事に、当初は単独で発注する予定だった鏑木川水管橋を加えて3橋の補強工事を一括して発注することへ変更。もう1件は、新規工事。7月に公表した発注見通しには記載されていないが、渋川市(旧子持村)の赤城幹線と榛名幹線の分水工付近に架かる「赤榛橋」の架替工事を追加した。同工事は、上・下部を一括して8月に入札執行する。
小坂子第3・第4水路橋の補強工事は、当初2橋の予定で、鏑木川水管橋は単独で発注する予定でいたが、3橋の補強を一括して発注することに変更。阪神淡路大地震級の規模に対応すべく落橋防止及び橋脚の補強を行う。橋台部分の桁掛かり長を延伸させ、大地震の際のズレによる落橋を防止するほか、橋脚部分へコンクリート巻き立てを行い、強度を高める。3橋の橋脚数はそれぞれ1基ずつ。
また、赤榛橋の改築は、市道の拡幅に伴って同位置に再整備する。新橋は、橋長11mのPCプレテンション単純床版。幅員は、6mとし現橋(3・5m程度)よりも拡げる。工事は、8月上旬の発注を目指している。
このほかの工事は、4月に発表した18年度第1回発注見通しと同じ内容。大型工事としては、「東明屋・榛名白川サイホン併設水路工事」。この工事は、予定価格2億円以上の工事を対象とする詳細条件審査型一般競争入札で年度末に執行する。同工事は、今年度のメーン工事に位置づけられ、深く掘削するためシールド工法を採用。延長は約1200mで、口径は1100〜1200mm。また、水路橋の耐震補強工事が榛名幹線下流部にある水路橋等2橋で実施される。榛名白川サイホン水管橋(橋脚3基)と大清水川水路橋(同1基)で、落橋防止として橋脚を補強する。工事は第3四半期に発注する。また、当初2橋の耐震補強の中で実施する予定でいた小坂子第1水路橋(橋脚2基)の補強工事は、単独工事として実施。外ケーブル工法によるたわみ補強を施す。
東部3号支線の荒砥川水管橋の改築工事は、現在は水管橋形式で対応しているが、新管はパイプラインとして河川の下部に埋設する。現在、若鈴コンサルタンツ(東京都豊島区池袋1−13−18電話03−3981−4136)へ委託している実施設計の中で、ルートを含めて詳細を比較検討して決める。口径は既設管と同程度の800mmを予定。一方、既設サイホンの補強工事としては竜の口川サイホンを実施。延長は、105mで既設管の中に新管を挿入するパイプインパイプ工法を想定。新管は、鋼管のφ1700mmで対応する予定。また、17年度に試行的に実施した施工数量による総合評価落札方式は、赤城幹線水路防護柵改修工事に適用するか検討するとしている。
同発注方式は、施工数量を評価指標とする総合評価落札方式。指名通知の段階で事前に予定価格を明示し、標準施工数量及び仕様等を基に入札参加者が技術力を活用して入札時において予定価格の範囲内で価格及び標準施工数量以上の範囲で施工可能な数量を入札し、「入札した数量(得点)/入札価格」の『評価値』が最も高い者を落札者とする。価格だけでなく、施工規模とトータルして競う方式。
この入札のメリットは工事目的物の品質を確保したうえで、早期事業効果が図られる。仮に道路舗装を行う工事の際、通常の指名競争入札はあらかじめ施工延長を設定するが、数量方式による入札では標準施工数量は設けるが、それ以上の数量(規模)の施工も可能となる。つまり、仮に全体計画が100mの場合、指名競争は70mしかできず残りは次年度となるのに対し、施工数量方式では場合によっては100mすべてを施工する可能性もあり、その場合は完成時期が早まる効果がある。
落札者決定までの流れは、まず指名通知を行い、予定価格、標準施工数量、仕様書などを事前明示。その後、指名を受けた業者は施工計画を作成し発注者に提出。これを受け発注者は提案書を審査し、採否について審査を行いその結果を指名各社に連絡。その後、価格及び施工数量を入札し、評価値(入札した数量得点/入札価格)が最も高い者を落札者とする。例えば、A者は入札価格945万円、入札数量2300u、B者は入札価格924万円、入札数量2200uの場合、評価値はA者が24・34、B者が23・81uで、B者よりも入札価格が高いA者が落札者となる。
同方式を採用する工種は、均一の数量のある工種(堆砂土砂の浚渫、道路工事、フェンス設置など)に限られる。
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この情報は「群馬建設新聞」の2006年7月13日付紙面に掲載されました。
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