学校耐震補強を加速(富岡市22年度当初予算案)
駅前市道は2車線化


 富岡市(岩井賢太郎市長)は、22年度当初予算案を発表した。一般会計予算案のうち、普通建設事業費は単独と補助との合計で13億2476万9000円とし、前年度から17・5%減らした。減少要因について市は「富岡製糸場への受け入れ整備事業が今年度で終了するため」と説明している。新年度のハード事業のメーンとなるのは小中学校施設整備事業。24年度までにすべての耐震補強工事を完了させる目標を掲げていることから、前年度比で約1・5倍となる5億5881万2000円を計上した。このほか、新規で上州富岡駅前を走る市道6116号線整備事業費などを盛り込んだ。
 
 小中学校施設整備の事業費については、21年度から47%増やし、普通建設事業費の4割以上を占める。
 小学校には2億9982万8000円を投入する。工事は富岡小学校校舎(1億1620万円)、一ノ宮小学校屋内運動場(7040万円)、西小学校屋内運動場(4010万円)、額部小学校校舎(4000万円)の4施設で実施する。また、23年度の工事を見越して、黒岩小学校校舎、吉田小学校校舎、丹生小学校屋内運動場を対象にした耐震補強工事設計にも着手する。委託費計980万円を確保した。23・24年度で3校ずつ取り組み、事業完了を図る。
 一方、中学校には2億5898万4000円を盛り込んだ。西中学校校舎(8820万円)、同屋内運動場(7570万円)、北中学校屋内運動場(6000万円)、富岡中学校校舎(1575万円)で工事を進める。残る施設は東中学校のみとなるが、建設地が決まっておらず予算計上が見送られた。
 新規で取り組む市道6116号線整備事業は、県と市、上信電鉄の3者が共同で進める、上州富岡駅周辺のまちづくりの一環。同線は上州富岡駅前を走るが、幅員が非常に狭く一方通行路線となっており、アクセス性能が悪く、同駅の利用者が減少傾向にある。世界遺産登録の機運が高まっている富岡製糸場の最寄り駅であることから、2車線相互通行化を図り、利便性を向上させる。対象延長はトヨタレンタリース群馬から主要地方道前橋安中富岡線との交差部までのL225m区間。新年度は5810万円を投入し、測量、設計、用地買収に取り組む。どのくらい拡げるかなどは現段階では未定。
 また、新エネルギー対策推進事業として、新年度から住宅用新エネルギー機器導入補助金制度を設ける。太陽光発電の導入については1kwあたり3万5000円で上限10万円、太陽熱の補助ソーラーシステム、温水器については、それぞれ設置費用として上限4万円、2万円まで補助する制度で、790万円を計上した。
 ほか、新規事業として久保市営住宅団地現地測量業務委託費300万円を計上した。昭和34〜37年にかけて整備した既存のW造平屋14戸を、老朽化のため20戸(高齢者用12戸、ファミリー用8戸)へとリニューアルさせるもので、工事は24・25年度に着手する。一般廃棄物最終処分場(桑原)管理事業では、埋め立て終了による適正閉鎖に伴う造成工事約2・1haに3328万5000円を盛り込んだ。民間からの借地であることから、造成後は元の地権者へ返還する。
 継続事業では、諸戸菅原土地改良事業に1億5096万6000円を盛った。新年度は整地工8・9haなどに取り組む。県からの受託事業として進めている西富岡内匠線整備事業については、引き続き第4工区の用地買収にとりかかる。22年度末での進捗率を88%と見込む。
 なお、一般会計予算案の総額は186億円とし、前年度から0・9%増としたが、子ども手当分を除く実質案は2・4%減となる。
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この情報は「群馬建設新聞」2010年2月23日付紙面に掲載されました。

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