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栃木県宇都宮市

市営上原団地建替事業、1号棟本体建設工事に制限付き一般競争入札で今月下旬にも公告

2000/01/07 日本工業経済新聞

 宇都宮市は七日までに、市営上原団地建て替え事業(富士見町)の初弾となる、一号棟の本体建設工事に制限付き一般競争入札を適用し、今月下旬にも公告。二月中に入札執行し、三月定例市議会で工事請負契約締結の承認を求めるとのスケジュールを固めた。その後は十四・十五年度で二号棟、十六・十七年度で三号棟を建設。建て替え前と同数の計二百五戸を整備する。実施設計は一括して(株)田村忠設計事務所(宇都宮市)が担当。九月補正では三億七千七百九十六万円を措置した。

 一号棟の構造と規模は、RC造六階建て延べ約四、七〇〇㎡。敷地の最北部に建設される。内部には二DK(三十戸)、三DK(二十九戸)、一DK(六戸)、二LDK(一戸)の四タイプ計六十六戸を配する。うち、最も多い二DKの専用面積は約五五㎡。

 高層住宅となるため、エレベーターも設置されるほか、本体工事には戸数分の駐車場及び駐輪場整備が含まれる。また、一号棟の工事区域にある現団地の取り壊し工事は、年度内に別途発注となる予定。

 二号棟、三号棟については、今後さらに細部を詰めていくとしながら、三号棟は一号棟と同程度、二号棟は若干一号棟を上回る規模となる見込み。また、二号棟には緊急通報システムなどを備えた高齢者用のシルバーハウジングを二十五戸程度配する予定。

 上原団地は、市最南部の石橋町との行政境付近に立地。北側には自衛隊官舎、東側には陸上自衛隊宇都宮駐屯地があり、南側は石橋町との行政境に接している。

 現在は約二四、〇〇〇㎡の敷地に、昭和四十~四十一年にかけて建設された簡易耐火構造二階建て三十九棟、同平屋建て一棟の計二百五戸が建ち並んでいる。



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