内閣官房参与の藤井聡氏(京都大学大学院教授)は26日に都内で地域強靭化をテーマに講演した。藤井氏は「一番大事なのは、国土強靭化は最上位計画」であるという法的な枠組みを強調した。基本計画の理念の下に、ほかの計画を改定していく流れとなる。
また「防災部局だけでやっていたら良いというのではなく、全省庁、全部局が参画」している点もポイントに挙げた。
国土強靭化における地方の役割では、キーワードに「自律・分散・協調型国土の形成」と「東京一極集中の緩和」を掲げた。地方創生にも密接に関連すると指摘。
内閣官房が主催した国土強靭化地域計画策定セミナーで、県市町村の職員約270人が参加した。