県県土整備部市街地整備課は17日、「流山都市計画事業木地区一体型土地区画整理事業業務支援委託」の選定結果を公表した。本年２月27日から３月３日の期間で企画提案を募集し、ＵＲリンケージ（東京都中央区日本橋１―５―３）が応募。今月15日の選定委員会で優良提案者に選定された。委託期間は２０１７年４月３日～18年３月30日。６２７６万９６００円（消費税込み）を限度に契約する。

　木地区一体型土地区画整理事業で、移転補償及び仮換地に係る業務と換地処分及び保留地販売業務の支援を行う。具体的には18年度の換地処分に向け、17年度及び18年度の整備展開スケジュールに基づいた移転補償等、仮換地等、換地処分及び保留地販売の各業務を行う。保留地販売は17年度２・８ha、18年度１・５haを予定。提案内容は▽基本方針▽事業進捗のための業務支援の取り組み▽執行体制▽支援体制▽その他――の５項目で評価する。

　同事業は、05年８月に開業したつくばエクスプレスと沿線地域の基盤整備を一体的に進めるため、「大都市地域における宅地開発及び鉄道整備の一体的推進に関する特別措置法」に基づいて事業を進めている。05年４月１日に認可を取得し事業に着手、18年度で事業が完了する。事業地は流山市南流山で、施行面積は68・３ha。計画人口は約６８００人を見込む。

　主な業務内容は次の通り。

　▽移転補償等に係る業務＝①補償額算定書の照合②交渉用資料等の作成③補償交渉④移転履行状況等の確認

　▽仮換地等に係る業務＝①仮換地指定関連業務②換地、移転及び工事の業務に関する調整の補助③権利関係関連業務④資料作成等業務

　▽換地処分業務＝①換地計画作成補助業務②換地計画策定委託業務等監督補助③換地計画縦覧対応業務④換地処分通知作成委託業務等監督補助⑤町名変更対応補助業務⑥その他換地処分に必要な補助業務（③～⑥は18年度予定業務）

　▽保留地販売業務＝①販売促進に係る土地需要の市場等調査、分析及び販売方針への助言等業務②ＰＲツールの企画及び作成等業務③企業等への営業活動補助業務④販売業務補助業務⑤その他監督員が必要とする業務の補助等