新潟市西区は、タブレット端末を活用した小規模橋梁点検のモデル事業を新潟市建設業協会に委託した。
道路法改正で義務付けられた5年に1回の点検に対応するため、小規模橋梁点検モデルとして西区内の90橋を対象に点検を地元建設業者に委託することで、点検者不足の解消と災害体制の強化を図る。
長岡工業高等専門学校の井林康准教授が開発したタブレット端末による橋梁点検手法では、橋梁の損傷状態の有無を確認する18項目に回答するかたちで点検を実施。損傷があった場合にはカメラが起動し、損傷箇所を撮影する。点検実施後には、点検調書や国土交通省の様式に沿った点検記録も自動で作成される。
点検の実施者は、昨年11月に実施した講習会の受講者かME新潟の構造コース修了者が対象となり、履行期間には、7月末までを予定する。
【写真=タブレット画面】