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県内の給食センター建設計画

2017/04/25 山梨建設新聞

 本紙調査では、県内の自治体で2017年度に給食センターの建設工事を計画しているのは、中央市、笛吹市、山梨市(継続)となっている。笛吹市では厨房設備と建物の設計を進め、年度内の工事発注も想定。中央市では建設および外構の実施設計を予定。山梨市では着工したセンターの建設を継続する。


 自治体ごとの計画概要は次のとおり。

 【中央市】

 現在の学校給食提供する5施設は、施設などが老朽化し、現在の衛生基準も満たしていないため、基準に適合するセンターを整備する。

 建設地は、移転する田富北小学校の隣地となる甲府市水道局水源基地。当初段階で一日3000食の能力を有する延べ約2420㎡程度の施設が見込まれている。17年度は建設および外構の実施設計を発注する。

 17年度当初予算には、事業費3536万円を計上した。

 【笛吹市】

 石和地区5小学校の給食施設老朽化に伴いセンターを建設して対応する。17年度は厨房設備と建物の設計を行い、年度内の工事発注も視野に入れている。

 事業費は、17年度当初予算には1億1500万円を計上。また、18年度の債務負担行為として限度額9億500万円を設定した。

 先行させる厨房設備設計はプロポーザルにより業者選定を行うとして、年度早い時期の公告を見込む。建設用地となる石和町砂原の多目的広場(全体面積約1万6000㎡)における施設配置も提案に含まれる。当初計画では一日あたり1800食、延べ2000㎡程度を想定している。

 設備関係が固まった段階で建物の設計を発注。本年度からの繰越の可能性もあるものの18年度に建設し、19年2学期からの稼働を目指している。

 【山梨市】

 正徳寺地内の旧県果樹試験場跡の約7000㎡に、鉄骨造2階建て延べ2570・31㎡(3100食対応)で建設を進めている。施工は、建築主体が早野組・山梨建設・ちの工務店JV、電気設備が雨宮電気・山中電気JV、機械設備が雨宮工業・富士商工JV。工期は18年7月31日まで。事業費は、継続費として18年度まで総額20億5696万4000円を設定している。

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