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県内自治体の17年度福祉センター整備計画/本紙調べ

2017/04/26 山梨建設新聞

 本紙調査では、県内で2017年度に福祉センターの整備改修を計画しているのは、甲府市、昭和町、上野原市(工事継続)、中巨摩地区広域事務組合となっている。甲府市では玉諸福祉センター(向町568)の改築工事に着手する。事業費は2カ年継続費6億4439万1000円を設定。一方、中央市では、増設庁舎の用地とするため田富福祉センターを解体する。


 自治体ごとの計画概要は次のとおり。

 【甲府市】

 老朽化が進む玉諸福祉センター(向町568)の改築工事に着手する。

 既存施設の解体工事は5月から6月ごろに発注し、12月から来年1月に終了の予定。

 新施設の建設は、建築主体と電気、機械設備の3分離で発注する(いずれも総合評価による一般競争)。建築主体工事は8月から9月ごろに発注を予定し、電気と機械設備は来年1月から3月までに着工させる考え。実施設計は馬場設計(同市塩部4―15―8)、地質調査は岩間井戸工業(同市国母1―4―3)が担当した。

 新しい施設はRC造2階建て、延床面積約1600㎡。相生福祉センターと機能は同等で、エレベーターを設置し、バリアフリー化を図る。浴室部分も現状より拡充し、太陽光パネル整備(OMソーラー導入)を設置する。

 事業費は、2カ年継続費6億4439万1000円を設定している。

 【上野原市】

 旧私立病院跡地に(仮称)総合福祉センターの建設工事を17年1月から進めている。施工は長田組土木(甲府市飯田4―10―27)が担当。17年度も工事を継続し、18年1月末の竣工を目指す。

 センターはRC造(一部S造)3階建て延べ3588㎡。1階は、地域包括支援センターなど、2階は老人福祉会議室や男女浴室、診察室、検査室、ラウンジなどを配置し、3階は教養娯楽室、機能回復訓練室、運動指導室、図書室など。

 関連する耐震性貯水槽(100t)は田村組(上野原7546)が、非常用発電設備は秋山電気(上野原555)が施工。今後は、備品整備の内容を検討し発注する。

 【昭和町】

 3月補正予算に繰越明許として地域福祉センター新設事業費1117万3000円を計上。

 【中巨摩地区広域事務組合】

 老人福祉センター(中央市一町畑)で、浴室自動ドアの取り替えと傷みが激しい部分の屋根を改修する。自動ドアに130万円、屋根改修に650万円の工事費を盛ったほか、屋根葺き替えには設計費110万円も予算化している。

   ◇

 【中央市】

 増設する庁舎の用地とするため、田富福祉センター(S造平屋建て延べ658・43㎡)を17年度に解体する。解体工事費は1995万円を計上した。年度後半に着手する。

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