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国土交通省信濃川河川事務所

野積橋架替え着手/本年度の大河津分水路改修事業

2017/06/15 新潟建設新聞

 北陸地方整備局信濃川河川事務所は、大河津分水路改修事業の本年度工事で野積橋の架け替えや山地部掘削に着手する。13日に開かれた長岡市議会大河津分水・長岡東西道路整備推進特別委員会で日下部所長が本年度の事業概要を説明した。同事業には当初予算ベースで46億7400万円が配分されており、このほかに工事用道路の設置や右岸側への擁壁設置、関連工事として蒲原用水路補償工事などが行われる。

 信濃川河川事務所では、同日までに▽新野積橋右岸橋台工事(7月6日開札)▽大河津分水路右岸部取付擁壁その1(7月14日開札)▽同その2(6月28日開札)▽大河津分水路工事用道路その4(7月10日開札)▽同その5(7月10日開札)▽蒲原用水路補償その3(7月6日開札)―を公告。今後、第2四半期に工事用道路その6、山地部掘削その1~その3、蒲原用水路補償その4の発注を計画している。

 野積橋の架け替えには、事業期間に6年間を予定しており、2022年の完成を目指す。新橋は、川幅の拡幅などにより、現在より長い、橋長426m、幅員10mで、片側(海側)に2・5mの歩道が付く。橋梁形式は、5径間連続PC箱桁で計画され、架け替えにより、道路の線形不良、幅員の狭小区間の解消を図る。

 山地部掘削では、本格着手に向けて、工事用道路の確保を図り、部分的な山地部掘削により発生する土砂は工事用道路や関連工事として進める蒲原用水路付け替えにより実施する右岸堤防浸透対策等の整備に活用する。

 このほか、18年度の新第二床固着手に、調査設計、施工計画の検討を進める。

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