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長野県GIS協会

『G空間情報技術協会』に、県GIS協会が名称変更へ

2017/06/17 長野建設新聞

 NPO法人長野県GIS協会は15日、通常総会を開催した。任期満了に伴う役員改選では、増澤延男会長、小山忠孝副会長が留任。また名称を『NPO法人長野県G空間情報技術協会』に変更することが了承された。

 名称変更は、GISの普及期が終わり、新たに広い視点で取り組む必要性が出てきたため。i-Constructionなど土木建設業界の変化を踏まえ、GISのみならず3D、ICT、ⅠoTなどの技術を取り入れた「G空間」全般の技術をサポートできる団体への進化発展を見据えている。

 増澤会長は総会で「動きの激しい時代になっている。GPSの用途は多様だが、その中でも我々は高い精度が求められる。地方の測量業者はUAV(ドローン)を飛ばして計測する必要もある。地方業者と大手業者がJVを組んで仕事をすることも多くなるのではないか。ドローン操縦技術の教習所は全国で40数社。地方業者も気軽に身に付けることができるため、かなり浸透するだろう。測量会社は空間情報会社であり、そうした技術がなければ生き残れない。③次元化が進むと、計測・解析できる人が必要。協会として、そうした技術を勉強していかなければならない。会員全員が勝ち残れるようにしていきたい」と話した。

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