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道路メンテナンス、本年度は6318橋で点検、トンネルは131本を

2017/06/24 長野建設新聞

 国・高速道路会社・県・市町村などで構成する長野県道路メンテナンス会議(会長:吉見精太郎長野国道事務所長)が22日、本年度1回目の会合を長野市内で開催した。会議では2016年度の点検結果と緊急措置状況、本年度の点検予定(橋梁6318橋、トンネル131本、道路附属物313施設)の説明が行われた。

 吉見会長はあいさつで「本年度は点検5カ年の4年目。計画の着実な実行と、結果を踏まえた補修が大事」と述べた。

 16年度点検結果では、緊急に措置を講ずべき状態の判定区分Ⅲが、橋梁8橋、道路トンネル4本で出た(道路附属物は0施設)。橋梁については通行止めや緊急措置(桁補強、大型車通行止め)を、トンネルでは緊急措置(剥離コンクリート叩き落とし)が行われている。

 本年度点検数は上記の通り。本年度点検も含めた管理施設総数に対する点検割合は、橋梁86.8%、トンネル70.8%、道路附属物64.1%。同会議では18年度において集中的に残る施設を点検する方針。

 市町村の技術者不足を補うため、同会議では市町村の点検・診断発注事務を広域連合などに受委託する地域一括発注を実施している。本年度は5市12町19村の1600橋について、長野県建設技術センターや広域連合などが事務を行う。

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