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群建西毛地区労災補償共済組合・妙義神社で工事安全祈願祭を開催

2017/07/15 群馬建設新聞

群馬県建設業協会藤岡支部(塚本定夫支部長)・安中支部(小板橋公治支部長)・富岡支部(諸星和夫支部長)の3支部で構成する群建西毛地区労災補償共済組合(諸星和夫会長)は12日、富岡市の妙義神社で工事安全祈願祭を執り行った。当日は、来賓として3支部を所管する県の発注官庁所属長や厚生労働省労働基準監督署長らを招いて、支部会員など総勢50人が無事故無災害での施工を祈願した。

妙義神社は妙義山の東山麓に位置、銅鳥居から165段の石段を登り上部神域へとたどり着くと、国指定重要文化財に指定されている荘厳な本殿で、玉串奉奠などの神事を執り行った。

主催者を代表して諸星会長は「安全祈願を行って、また新たな気持ちで臨んでいく。われわれは工事を行うにあたり、安全第一をモットーに工事をしていかなければならない。心を新たにするために、祈願祭をこれからも続けていきたいと思います」と語った。

高崎労働基準監督署の三澤弘署長は「平成28年の労働災害は全産業で若干増加した中で、県内の高崎・藤岡監督署管内の建設業は前年に比べて減少している状況。また、ことしも減少傾向は続いており、死亡災害については県内の建設業ではゼロとなっております。皆さまの日ごろからの地道な安全への取り組みの賜物です。いよいよこれからが夏本番で、熱中症によって中には命を落とすような災害にも結びつくことがあります」と呼び掛け、定期的な水分や塩分の摂取、十分な休憩を取るなど、現場での安全衛生管理の徹底を求めた。続けて「基本的な安全対策の徹底ということで、暑さによって注意力が散漫になると事故が起きやすい。中でも墜落・転落災害はなかなか減少しないということで、一旦発生すると大きな災害になることが予想されます」と述べ、ゼロ災害に向けての協力を訴えた。

県西部環境森林事務所の田中貴弘所長は、17年度の県当初予算の公共事業費で824億円を確保し◇西毛広域幹線道路をはじめとする7つの交通軸の整備・強化◇災害に強い県土を築く防災・減災対策◇農業生産性の向上などを図るための農業生産基盤整備の推進◇森林整備の推進と山地災害防止のための林業県ぐんまの実現などを計画的に、かつ積極的に進めると説明し「建設業に携わる皆さま方におかれましては、県の良きパートナーとして変わらぬご支援をくださるとともに、関係者一丸となって労働災害防止にしっかりと取り組んで参りたいと考えておりますのでご協力をよろしくお願いします」と話した。

このほか来賓として藤岡労働基準監督署の吉永宜司署長、県藤岡土木事務所の茂木祐一次長、県富岡土木事務所の佐藤英明所長、県安中土木事務所の塚越保典所長、県藤岡森林事務所の神戸徹所長、県富岡森林事務所の松原利泰所長、県西部農業事務所農村整備課の女屋一之課長が駆け付け、ともに安全を祈願した。

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