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甲府市小・中学校のリニューアル工 来年度は8件計画

2017/08/03 山梨建設新聞

 甲府市は、小・中学校のリニューアル工事(屋内運動場を含む)を来年度に8件計画している。

 建築営繕課は、来年度当初予算へ工事費を要望する考えで、予算額は約10億円から11億円を想定。これら工事に伴う実施設計も1件を除き、7月中に発注した。

 リニューアル工事は来年度で4年目。期間は7カ年から10カ年で、設計委託などを含めると総事業費は約70億円にのぼる。

 来年度に予定している校舎は、「湯田小学校Ⅱ期」(設計は中沢一級建築士事務所)「国母小学校Ⅱ期」(望月建築設計事務所)、「西中学校Ⅱ期」(巧設計室)、「東中学校Ⅰ期」(設計室すばる)-。「新田小学校Ⅱ期」と「相川小学校」の設計は庁内で進める。

 校舎によって工事内容は異なるが、屋上防水、外壁クラック補修、内壁、床改修、サッシ取り換え、省エネタイプの照明、トイレのドライ化(ビニールシート張り替え)など主になる。

 一方、屋内運動場は、「千代田小学校」と「城南中学校」のみ。

 そのうち千代田小学校分については7月7日の実施設計の入札で不調となったため、今月8日に改めて指名競争入札を行う。

 工事内容は校舎と同様に、屋根と外壁、照明のLED化、トイレなど。床については一度塗装を剥ぎ、再塗装をする。

 小・中学校のリニューアル工事は、建築年数がおおむね25年以上の校舎や屋内運動場などを対象に機能回復に向けて改修。毎年5月から7月ごろに建築主体と電気設備、機械設備の3分離で工事が発注される。

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