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国土交通省信濃川河川事務所

コスト縮減を軸に助言/大河津分水路改修で第3者委員会設置

2017/08/04 新潟建設新聞

 北陸地方整備局信濃川河川事務所はこのほど、「大河津分水路改修事業監理委員会」を設立し、初会合を長岡市で開いた。2015年度から32年度までの18カ年に、総額1200億円の巨費を投じる超大型事業。コスト縮減や工程管理の充実を図る目的で、3人の学識経験者が助言した。

 初顔合わせでは、委員長に長岡技術科学大学の大塚悟教授を委員長に選任。会の規約等を確認後、非公開で議事3題について意見を交換した。

 会議終了後に質疑に応じた事務局は「信濃川水系河川整備計画と大河津分水路改修事業の概要を説明し、委員会の今後の進め方を検討した」と報告。具体的には「整備計画を説明し、必要性を伺った。現状の進捗を含めた整備のメニュー、本年度の事業予定を伝えた。事業費1200億円の内訳として山地掘削、構造物、その他について説明し、工事が本格化するに際して気付いた点を聞いた」と加えた。

 委員からは効果的な進捗を図るためのコスト縮減を求める声が多く聞かれ、事務局では今後1年に1回委員会を開催し、意見聴取する計画としている。

【写真=初会合を長岡市で開いた】

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