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崇徳大学設立で初期費用支援を長岡に要望

2017/09/14 新潟建設新聞

 中越地域で初の4年制看護系大学「長岡崇徳大学(仮称)」設立を計画する、学校法人悠久崇徳学園の代表など3人が4日、長岡市に支援を依頼した。2019年4月の開学予定に向け、設置関連費用6億円の一部支援を要請。

 磯田市長に要望書を手渡した同学園の田宮崇理事長は「行政からの援助を願っており、市長の前向きな対応に感謝したい」とあいさつ。

 これに対し磯田市長は「建設費を支援したい。長岡市の医療体制は整っているが、看護師不足は潜在的にある。優秀な看護師の地元輩出に期待する」と応えた。

 キャンパス予定地は、長岡市上富岡町1961-21。同学園が運営する現長岡看護福祉専門学校校舎を転用整備する。講義室、実習室、第2図書館等を配置し、隣接する深沢町の高齢者総合ケアセンター「こぶし園」の施設も管理部門、研究室、食堂等に転用し、一体化して整備する。

 設置学部は看護学部看護学科で定員は80人。将来構想として、120人を定員とする社会福祉学部の設置も検討。大学院看護学研究科5人の精鋭養成も予定する。

 スケジュールでは、10月に大学設置認可を申請。18年4月に校舎改修工事に着手。8月の設置認可を経て翌年4月の開学を目指す。

 設置経費については、施設整備関連費用が4億1831万5000円、設備関連が1億5000万円。図書購入費4200万円。磯田市長は「これらは市の助成対象となる。県や市町村、関係団体で応分の負担をしたい」と加えた。

 学長には森崇氏(医療法人崇徳会顧問、長岡看護福祉専門学校長、前大阪市立大学大学院医学研究科教授)が就任する予定。

【写真=市が支援を約束】

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