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国土交通省長岡国道事務所

眼差し鋭く見逃すな/高校生が橋梁点検体験

2017/10/06 新潟建設新聞

 県立塩沢商工高校の3年生がこのほど、南魚沼市の国道17号城之入川橋で橋梁点検作業を体験した。北陸地方整備局長岡国道事務所が、構造物の老朽化対策を担う人材育成を目的に実施。普段立ち入ることのない橋梁の裏側を間近で観察し、点検結果について意見を交換した。

 実習に参加したのは同校の3年生11人。2班に分かれ、学校から程近い魚野川の支川に架かる城之入川橋の老朽箇所を目視と打音で確認した。

 同橋は1992年に完成。橋長約20mで、ことしが5年ごとの定期点検。

 生徒たちは講師を務める同事務所の茨木浩好保全対策官の説明を受け、橋梁上部の変色や変形、欠損、亀裂の発見に真剣に取り組んでいた。

 作業には、開発技術コンサルタントの寺田直樹第一技術部長、文明屋土木部公務課の曽根康博氏も同行。川底での脚立設置や点検時のポイントを解説するなどして、若い眼差しを支援。貴重な体験学習の成功に協力した。

 茨木対策官は「地元の建設業協会が同校の指導に大変熱心。長岡国道事務所は昨年から参加している。卒業後は建設業関連の仕事に就いて欲しい」と期待を語った。

【写真=3年生11人が参加した】

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