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山梨県笛吹市

林道農業施設復旧に5000万円で鵜飼育施設は移転 笛吹市補正案

2017/12/02 山梨建設新聞

 笛吹市は29日、市議会第4回定例会の開会を前に記者会見を開いた。上程する補正予算案には災害復旧工事費5000万円、鵜飼育施設建設関連に2030万円などの費用が盛られている。

 台風21号により林道鶯宿中芦川線では土砂崩落が発生。本補正案では復旧工事費として3000万円を予算化した。また、法面が崩壊したとして御坂尾山地内農業施設災害復旧には1950万円を、春日居下岩下地内では50万円を復旧費用として見込んでいる。国の災害査定は12月半ばとみられ、年明けに発注となる見通しだ。

 鵜飼育施設は、ホテルうかいの敷地内に新設するとして建設工事費などを予算化した。

 用地は市が借り受け、管理も鵜飼保存会に委託して対応する。水槽を備えた延べ73㎡程度の小屋が想定されており、見学希望者の受け入れも可能な施設とする方針。今後設計に着手し、来年のイベントまでには完成させたい意向だ。費用の内訳としては、設計費用も含めて建設に1900万円、旧施設の解体に130万円を見込む。

 ほか補正予算案では、学校施設計画的改修で小学校(普通教室不足に伴う改修)に837万円、中学校(一宮中夜間照明改修)に560万円の工事費を計上している。

 12月定例会への提出議案は、報告2、条例9、予算案9、指定管理者18など合計39件。一般会計補正予算案は3億7082万4000円の追加としている。

【表:12月補正案主な歳出】

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