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松本市建設業協会

松本市建協が年末現場安全パト

2017/12/07 長野建設新聞

松本市建設業協会(深澤信治会長)は4日、恒例の年末現場安全パトロールを行い、土木3カ所、建築2カ所の現場を巡回、冬季における注意点や年末・年始に向け安全第一で作業を行うよう、また夜間や休工中の安全対策を徹底するよう呼びかけた。

パトロールは協会から土木委員会(高嶋伸光委員長)と建築委員会(滝澤文雄委員長)の委員が参加。市の建設課から岩田補佐と高山補佐、住宅課から田中課長と板倉補佐が同行して行われた。松本市建設業会館に集まった参加者を前に滝澤委員長は「昨今、人手不足が話題になっている。安心安全に作業できる環境をつくることが建設業の大事な課題。安心安全な現場の環境づくりに各社参考にしてほしい」と述べると、田中課長は「作業員の心も現場のように整っているか。そのためには声掛けが大きな力になる。現場の安全管理につなげてほしい」と呼びかけた。

その後、パトロール現場に向かい、土木工事では市道7003号線道路改良工事(施工・小松組)、市道5503号線松本橋他1橋補修工事(施工・藤澤組)、市道2030号線(宮村町通り)道路整備工事(施工・村瀬組)の3カ所。建築工事は松本市営住宅島内団地D棟結露対策等工事(施工・松本工務店)、史跡松本城黒門改修工事(施工・滝澤工務店)の2カ所を巡回。そのうち建築班は最初に松本工務店の現場を訪問。現場代理人から工事内容や当日の作業内容の説明を受けた後、パトロール員は足場を使って建物の最上部まで点検した。巡回を終えて発注者である市からは「人の住む団地での工事だが、クレームもない。安全管理の徹底とともに寒い中での作業となるので、引き続き無事故で行ってほしい」と伝えた。参加した委員からは「整理整頓された大変きれいな現場」など、それぞれ気づいた点や足場に関わる注意点などを現場代理人に伝えた。

パトロール後には再び協会に戻り講評が行われ、情報を共有するとともに、安全第一の意識を再認識した。

松本市建協パト

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