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木曽町建設協会

木曽町建協が町と意見交換

2017/12/14 長野建設新聞

木曽町建設協会(中村一美会長)は6日、木曽町との意見交換会を木曽建設会館会議室で開いた。意見交換会には、協会から33人、木曽町からは原久仁男町長をはじめ、原副町長、邑上教育長や関係課長、日義・開田・三岳の3支所長ら計11人が出席した。

冒頭のあいさつで中村会長は、「木曽町も合併して10年が過ぎ、この時期にやらなければならないこととして、ハード面の拡充が必要かと思う。そうした地域の仕事を地域の業者に発注してもらわないと、企業がなくなってしまうと懸念しており、現状を維持していくためにも地域に仕事の発注をお願いしたい」と求めた。

これに対し木曽町の原町長は、「既存の事業所をしっかりと支えていきたい」と応じた。建設事業が進められている役場新庁舎は「取付道路を改善したい」と述べ、12月補正予算案に関係事業費を計上していると述べた。

意見交換会では、協会側が最初に今後の発注計画について聞くと、町側は原町長があいさつで発言した役場庁舎への進入路をあげ「年明けに発注する」と述べた。既存の道路幅員が狭いことから延長80mの幅員を6.5mに拡幅し、自動車のすれ違いができるようにするとともに、隧道までを3mの歩道を整備するとした。さらに12月補正予算では地域づくり事業費に5000万円を要求。主に維持補修に充てると説明した。

続いて、町の建設工事等競争入札参加資格について「総合点数の基準を教えてほしい。県と同じなのか」と質問。町側は「A級は800点以上、B級600~799点、C級600点未満。県は新客観点数を加算しているが、町はその前のもので判断している」と回答。協会側は「なぜ県に合わせないのか」と再質問。町側は「協会の統一した意見として県と合わせてほしいという意見がでれば検討していく」との考えを示した。

さらに「格付け毎の発注金額を教えてほしい」と求めると、町側は「土木はA級が全工事、B級8000万円未満、C級3000万円未満。建築はA級9000万円以上、B級9000万円未満、C級4000万円未満。電気はA級全工事、B級2000万円未満、C級500万円未満。舗装はA級全工事、B級3000万円未満、C級500万円未満。管はA級全工事、B級3000万円未満、C級700万円未満」と回答した。

意見交換会のもよう

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