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新潟県土木部

寺泊西山線の道路陥没で106橋を緊急点検

2017/12/15 新潟建設新聞

 県土木部は、一般県道寺泊西山線の出雲崎町船橋地内で発生した路面陥没事故を受けて、同様の構造形式、環境にある106橋を今週中に緊急点検する。

 点検を行うのは供用後50年が経過し、河川、水路などと交差した橋梁(ボックス)で、上部に盛土を有しているものが対象。

 同路線では7日、橋梁(ボックス)とコンクリート擁壁の隙間から経年的に土砂が流失し、延長2・1m、幅2・8m、深さ1・3mにわたり路面が陥没=図=。通行していた軽乗用車が落ちる事故が発生し、乗車していた2人が緊急搬送された。

 陥没した箇所を掘削した結果、盛土の一部に粒の細かい砂が使用されており、流出しやすい盛土材であることが分かった。県では、砂をすべて除去し、砕石に置き換える復旧を行っている。

 12月定例県議会建設公安委員会で、美寺寿人県土木部長は「調査したうえで危なければ交通止めや抜本的な架け替えにも取り組む必要がある。しっかりと原因究明し、技術的な対応をしたい」と語った。


【陥没原因のイメージ図】

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