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やまなしの大躍進へ着実な社会資本整備を

2018/01/05 山梨建設新聞

 2018年(平成30年)は、「やまなし」の躍進、地域経済を発展させる社会資本の整備、県民の安全・安心を支える防災・減災事業を推進する年になる。

 27年のリニア中央新幹線の開業まで10年を切った。リニア建設は南アルプストンネルなどの工事が本格化。地上区間の用地取得へ向けた測量や調査などが進み、長大橋梁の設計も進んでいる。

 中部横断自動車道は、18年度中に六郷IC~下部温泉早川IC間、南部IC~新清水JCTが開通の予定で、全線開通も見えてくる。

 県でも、新山梨環状道路東部区間や中部横断道関連などの社会インフラの整備に注力。二つの巨大事業「リニア駅周辺整備」「総合球技場の建設」は、昨年末から基本計画策定のプロポーザル手続きが開始された。18年は策定作業を進めていく。

 昨年は、台風5号などによる土砂災害が本県でも発生した。地域や県民の安全・安心を守る防災・減災対策の必要性が叫ばれており、これら事業の加速が期待される。

 そのほか、世界文化遺産・富士山をはじめとした豊かな自然環境を保全する社会資本の整備も求められよう。

 本年は、東京五輪開催やリニア開業を視野に「やまなし」が発展する年としたい。

 本紙では本年も、県内の建設事業を追い、有意義な情報を提供しながら、読者と共に歩んでまいります。

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