日本原子力研究開発機構は、2017年度第4四半期(1月~3月)に一般競争入札を行って発注する工事をまとめた。茨城県東海村が施工場所の工事は7件。そのうち建家の耐震改修は3件で、原子力科学研究所のNSRR附属建家耐震改修工事(ブレース増設、柱脚補強、接合部補強)は、工事規模が2億円以上6億円未満を見込んで発注する。
茨城県内で第4四半期に発注する工事の概要は次のとおり。
【29原科研NSRR附属建家耐震改修工事】
原子力科学研究所の燃料棟、照射物管理棟、機械棟の耐震改修(ブレース増設、柱脚補強、接合部補強)工事。工種は建築一式。予定工事発注規模は2億円以上6億円未満。入札予定時期は第4四半期。履行期間は10カ月。
【29原科研NUCEF(A棟)耐震改修工事】
原子力科学研究所のA棟(耐震スリット補強)の耐震改修工事。工種は建築一式。予定工事発注規模は7000万円未満。入札予定時期は18年度第1四半期。履行期間は4カ月。
【29サイクル研L棟耐震改修工事】
核燃料サイクル工学研究所のL棟(ブレース増設、耐震壁増設など)の耐震改修工事。工種は建築一式。予定工事発注規模は7000万円未満。入札予定時期は18年度第1四半期。履行期間は8カ月。
【中央変電所66kVガス絶縁開閉装置更新他工事(仮)】
原子力科学研究所の中央変電所に設置されているGISが、高経年化により電力供給に支障を来たすおそれがあるため装置の更新を行う。工種は電気。予定工事発注規模は1億円以上。入札予定時期は第4四半期。履行期間は約12カ月。
【核融合付属第2棟建家他解体・撤去工事】
原子力科学研究所で経年劣化により使用できない核融合付属第2棟ほか5建家の解体撤去を行う。合計延床面積は約1700㎡。工種は、とび・土工・コンクリート。予定工事発注規模は7000万円未満。入札予定時期は第4四半期。履行期間は約2カ月。
【南食堂屋根改修工事】
工法はカバー工法とし、既設屋根の上に瓦棒葺きで施工する。軒樋、内樋は全て撤去し、新設する。工種は建築一式。予定工事発注規模は7000万円未満。入札予定時期は第4四半期。履行期間は約5カ月。
【Na技開2、3試験室クーリングタワー他更新工事】
Na技開第3試験室の冷却水循環設備の更新、Na技開第2試験室の空調設備の更新を行う。工種は管。予定工事発注規模は3500万円以上1億円未満。入札予定時期は第4四半期。履行期間は約6カ月。