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茨城県常総工事事務所

鹿小路細野線順次進む/取手豊岡線BPは19年度供用へ

2018/01/23 日本工業経済新聞(茨城版)

 県常総工事事務所道路河川整備課は、常総市から受託している都市計画道路鹿小路細野線(L3・7㎞)の整備で、2018年度の開通を目指し工事を順次進めている。年度内にも道路改良舗装工事(L140m)を公告する見通し。また取手豊岡線バイパスでは、鹿小路細野線と接続する約300m区間について道路改良工事などを推進し、19年度の供用を目指していく方針だ。

 常総市では、県が整備している取手豊岡線バイパス南側のつくば野田線までの約3・7㎞区間について、鹿小路細野線として合併市町村幹線道路緊急整備支援事業により整備を進めている。

 現在は県が市から工事を受託して、道路改良などを実施。延長3・7㎞、幅員25/13mを想定。このうち北側600mは供用済み。残る1・1㎞は本年度内に、南側2㎞は18年度に開通する見込みだ。

 一方の取手豊岡線バイパスは、国道294号と並行して南北を走る「鬼怒川ふれあい道路」の一部として計画。取手豊岡線の現道と国道354号の交差点で朝夕の通勤や通学時間帯に慢性的な渋滞が発生しているため、水海道有料道路から南へ約2・6㎞の区間でバイパス整備を推進している。

 全体延長2・6㎞、幅員25/13m。1996年に事業着手し、2工区に分けて暫定2車線で整備している。

 また、隣接するきぬ総合公園が茨城国体の会場となり、アクセスの強化が求められていることから、同バイパスの約1・5㎞区間のうち鹿小路細野線ときぬ総合公園を結ぶ約300m区間を優先して整備を進めていく方針。

 残る約1・2㎞の区間については、地盤が軟弱で、道路盛土の沈下が長時間続くと見込まれており、引き続き予算の確保に努め、早期供用を目指していく考え。


 【写真=計画図】

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