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群馬建築士会

ヘリテージマネージャー協議会を設立

2018/03/07 群馬建設新聞

群馬建築士会は歴史的建造物などの調査や価値付け、利活用の提案、設計監理等を行う専門家によるヘリテージマネージャー協議会を新たに設立した。3月2日には前橋テルサで設立総会および記念講演を実施。今後の活動への意欲を高めた。

当日は同協議会の約70人が集結。来賓には県教育委員会事務局文化財保護課の古澤勝幸課長と群馬県建設業協会の青柳剛会長が招かれた。記念講演は県文化財保護審議会の村田敬一副会長による「群馬県の歴史的建造物の現状と保存活用の課題」を実施。期待が高まっているヘリテージマネージャーの存在意義を強調した。

総会であいさつに立った田仲豊会長は「歴史的建造物の発見や価値付け、設計などの業務を本格的に進めていきたい」と意気込みを語った。群馬建築士会では2012年度から県教育委員会の指導のもと、「ヘリテージマネージャー養成講座」を開設し、専門家を育ててきた。現在までに修了者は107人を数える。今後も同講座を継続するとともに、ヘリテージマネージャーの活動で地域固有の風景を回復しつつ、誇りをもてる地域づくりに貢献していきたいとしている。

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