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大宗土建がアダプトシステムサポーターに

2018/03/09 長野建設新聞

大宗土建(杉山一樹社長、南木曽町読書)は、信州ふるさとの道ふれあい事業(アダプトシステム)サポーターに南木曽町内では初めて登録されたことから、アダプト団体(里親)の田立地域振興協議会(南木曽町)に対し支援物品を贈呈した。7日に南木曽会館で行われた贈呈式には、道路管理者の木曽建設事務所の市岡進所長ら関係者が見守る中、杉山社長から協議会の代表者に沿道の美化活動で使用する草刈機の替刃や燃料、花苗など支援物品一式を手渡した。

贈呈式で市岡所長は「この度、アダプトサポーターに登録された大宗土建様には、この制度の主旨にご賛同いただき誠にありがとうございます。この制度は平成24年度から始まり、木曽建設事務所管内で5社目のサポーターとなる。今後10年にわたり主要地方道中津川田立線でアダプト団体のサポートをしていただく。これを機会に管内のアダプトサポーターと道路愛護団体が増えていくように」と、アダプトシステムの広がりを期待した。

杉山社長は「平成26年7月9日の南木曽町の豪雨災害から3年半が過ぎた。この間、地域の復旧・復興に全社をあげて尽力してきたが、当社が請け負う災害復旧工事もその全てが竣工した中で、これからの会社のあり方、自らのあり方を考え直したとき、もっと地域から必要とされる会社、人物でありたいと強く思った。そうした中、この制度を知った。アダプトとは養子縁組をするという意味もあるが、地域住民が道路などの公共スペースを我が子のように愛情をもって管理・美化に努めるという趣旨に深く感銘を受けた」と、サポーターに参加した理由を説明した。

岡庭代表は「大宗土建さんから強力なご支援をしていただいた。地元の企業さんからきめ細かな支援援助を受けられ、われわれも郷土愛を強くもってこれを第一歩に一層地域の美化運動に取り組んでいきたい」と決意を新たにした。

また、県とアダプト団体との調整に務めた南木曽町建設環境課の向井課長は「先ほどの大宗土建様のご挨拶からは心強い気持ちが伝わり、本当にうれしく思っている。地元住民と地元企業が協力して協働活動に取り組むことは南木曽町にとっては初めてのことだと思う。こうした活動が他の地域にも広がっていってほしい」と期待した。


【写真㊤】支援物品の目録を手渡す杉山社長(左)

【写真㊦】市岡所長(右端)ら関係者による記念撮影

杉山社長(左) 関係者で記念撮影

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