県富岡土木事務所は８日、岩井建設（富岡市、岩井重夫代表取締役）が施工する富岡市妙義町下高田地内の県道宇田磯部停車場線バイパス建設現場で同事務所では初めてとなるＩＣＴ現場見学会を開催した。管内の建設業者のほか、藤岡管内の建設業者も参加し、最新のＩＣＴ施工技術を学んだ。

冒頭、同事務所の井上重利次長が「ＩＣＴ活用工事を行うことで、現場の方がより一層仕事がやりやすくなったり、現場の人手不足解消にもつながるものと思う」とあいさつ。引き続き、現場の概要説明を同現場を担当する岩井建設の飯ヶ浜修次氏、ＩＣＴ活用工事の概要については、コマツスマートコンストラクションの柴山欣也氏が説明した。

この後、参加者は３班に分かれ、ＩＣＴ建機実機体験やＵＡＶ・ＬＳ測量体験、３次元設計データ体験を行った。ＩＣＴ建機実機体験では、コマツスマートコンストラクションの社員が対応、参加者はＩＣＴ建機を操縦し、動作を体験した。ＵＡＶ・ＬＳ測量体験はソッキテックの社員が担当し、参加者はＴＬＳ、ＵＡＶ、自動追尾ＴＳ、ＧＮＳＳについて説明を受けたほか、操作体験も行った。３次元設計データ体験については、岩井建設、建設システムの社員がサイテック３Ｄによる３次元設計データ作成の流れを紹介した。