県土整備部県土整備政策課は、今月19日に県庁南庁舎4階県土整備会議室で「2017年度千葉県県土整備公共事業評価審議会」を開催する。案件は、社会整備交付金事業9件と防災・安全交付金事業2件の合計11件で、いずれも事業採択後長期間を経過している事業の再評価を実施する。事業は真間川、栗山川など河川6事業、他に道路、港湾、都市公園が各1事業と土地区画整理事業が2事業。
審議の対象事業は、河川が▽一級河川利根川水系印旛沼▽一級河川利根川水系旧江戸川▽一級河川利根川水系真間川▽二級河川栗山川水系栗山川▽二級河川作田川水系作田川▽一級河川利根川水系高谷川――の社会資本整備交付金事業6事業。
道路は、同交付金の国道296号八千代バイパス。同バイパスは、佐倉市上座から八千代市米本までの延長5・2㎞を整備している。
港湾事業は防災・安全交付金事業の館山港海岸館山地区、都市公園事業は同交付金事業の県立都市公園長生の森公園。
長生の森公園は「人間・スポーツ・環境」をテーマに、山武・長生・夷隅地域のスポーツ・レクリエーション活動の中心的な役割を担うほか、災害時の一時避難所などの防災機能を併せ持つ広域公園として整備。
一方、土地区画整理事業は、社会資本整備交付金の運動公園周辺地区と木地区の2地区。いずれも、つくばエクスプレス沿線で鉄道と沿線地域の基盤整備を一体的に進めるため、土地区画整理事業により市街地の整備を進めている。
事業の概要は次の通り。(①総事業費②事業期間③事業内容)
【河川事業】
▽一級河川利根川水系印旛沼=①150億円②04~30年度③植生帯造成12・1㎞など
▽一級河川利根川水系旧江戸川=①717・8億円②93~26年度③事業延長9・25㎞
▽一級河川利根川水系真間川=①1800・3億円②79~26年度③事業延長28・19㎞
▽二級河川栗山川水系栗山川=①147・7億円②74~26年度③事業延長17・2㎞
▽二級河川作田川水系作田川=①98・17億円②85~35年度③事業延長15・4㎞
▽一級河川利根川水系高谷川=①80億円②98~26年度③事業延長1・26㎞
【道路事業】
▽国道296号八千代バイパス=①98億円②90~25年度③事業延長5・2㎞
【港湾事業】
▽館山港海岸館山地区=①78億円②93~28年度③事業延長1・8㎞
【土地区画整理事業】
▽運動公園周辺地区=①約745億円②98~22年度③事業面積約232・2ha
▽木地区=①約306億円②98~18年度③事業面積約68・3ha
【都市公園事業】
▽県立都市公園長生の森公園=①141億円②93~22年度③計画面積48・2ha(供用面積10・2ha)