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茨城県八千代町

給食センター移転に2カ年継続8・7億円/小学校に空調設備設置へ/2018年度当初予算

2018/03/17 日本工業経済新聞(茨城版)

 八千代町(大久保司町長)の2018年度当初予算が明らかになった。主なものでは老朽化が進む給食センターの移転・建て替え事業で、新施設の本体工事に2カ年継続費8億7350万4000円を措置し、18~19年度で整備する。このほか、町内5小学校の普通教室への空調設備設置に事業費1億3300万円、八千代第一中学校の屋内運動場大規模改修に事業費6000万円を計上している。

 一般会計の総額は75億7900万円で、前年度比5・2%(3億7642万7000円)の増。このうち普通建設事業費は7億2038万6000円で、給食センターの本体工事や小学校空調設備設置などにより同91・7%の大幅増となった。

 老朽化している給食センターは、若地内の用地(A約4950㎡)への移転・建て替えを計画。新施設はS造、延べ1500㎡程度を想定。概算事業費は約11億円を見込む。基本・実施設計は㈱フケタ設計茨城事務所(つくば市)が担当し、本年度内をめどに策定する。

 継続費の年度割り額は、18年度2億6205万1000円、19年度6億1145万3000円。18年度事業費としては、工事に2億5920万円、工事監理に285万1000円、建築確認手数料に14万8000円を配分。

 小学校の空調設備では、西豊田小、安静小、中結城小、下結城小、川西小の5校の普通教室(計54室)に、1室当たり室内外機1基ずつを設置する見込み。工事に1億2400万円、実施設計に900万円を設定。

 八千代第一中の屋内運動場では、老朽化が進行していることから、大規模改修を実施する。規模はRC造平屋(一部2階建て)、1624㎡。事業費の内訳は、工事費5500万円、設計・監理委託料500万円。

 学校関係ではこのほか、八千代第一中のWi―Fi整備に415万円、八千代東中のプールろ過装置改修に50万円を設定している。

 道路関係では、道路整備事業に2億9万3000円を投じる。このうち町道1522号線の道路改良などに3803万円、8号線(東蕗田~栗山)の路線測量745mに2235万円、14号線(栗山~尾崎)の路線測量160mに500万円、1691号線(佐野西)のかさ上げに900万円、町道舗装補修に4025万円を配分している。

 一方の特別会計では、農業集落排水事業が前年度比41・6%減の3億5370万7000円。このうち中結城東部地区の整備に5250万円を配分し、舗装復旧工事(L1765m)、処理施設機能調整工事1カ所を見込んでいる。また、機能診断3カ所に650万6000円を充当する。

 下水道事業は4億1758万2000円で前年度比12・9%減。伊勢山地区の汚水管布設(推進工L175m、開削工L668・7m)、八千代中央地区の汚水管渠布設(開削工L75m)などを行う計画だ。

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