さいたま市は12日、大宮駅グランドセントラルステーション（ＧＣＳ）化構想案のパブリックコメントを開始した。５月18日まで意見を募集している。寄せられた意見を踏まえ、６月ごろに市の考えを公表、夏ごろ構想を正式策定する予定となっている。

　大宮駅ＧＣＳ化構想案は、主に東口側を対象として、駅周辺街区のまちづくり・交通基盤の整備・駅機能の高度化を三位一体で推進するため、方針や施策を整理したもの。

　東口側の都市基盤を再整備し、駅や西口との連携強化を図ることで、東日本における中枢都市としての地位確立を目指す。

　具体的な方策としては▽東口駅前広場の再編▽東口周辺市街地の開発促進▽駅東西を結ぶ自由通路の新設――などを挙げている。18年度からは、個別の内容ごとに検討をさらに深めていく意向だ。

　構想案は市役所本庁舎８階の東日本交流拠点整備課窓口、各区役所の情報公開コーナー、市ホームページなどで見ることができる。