日本塗装工業会埼玉県支部（松尾康司支部長）は10日、第55回定時総会を川口市内のベルヴィ武蔵野で開き、任期満了に伴う役員改選で、松尾支部長の留任を決めた。引き続き塗装工事業の活性化を図るため、良き伝統を維持しながら改革を進める方針を確認した。

　松尾支部長は「政府が進める働き方改革という大きな流れが、我々の業界でも大変困難な問題となっています。地域を支える地域塗装業が着実に発展するため、お客様に感謝し感動を与え、国づくりや社会づくりで世の中に貢献するよう、会員一同努めていく所存です」とあいさつ。新たな１期２年の舵取りに協力を要請した。

　議事では２０１７年度事業報告・収支決算、18年度事業計画案・収支予算案について審議し、原案どおり全会一致で可決・承認した。

　このうち事業計画には、ペインテナンス（ペインティング＆メインテナンス）キャンペーンの推進、ボランティア活動、雇用改善推進事業などを盛り込んだ。

　総会終了後は、顧問の立石泰広県議会議員、建設業労働災害防止協会埼玉県支部の白石茂敏事務局長らを来賓に招き懇親会を開催。埼玉県塗装業協同組合の石川義明理事長の発声で乾杯。和やかに親睦を深め合った。

　新役員は次のとおり。（敬称略）

　▽支部長＝松尾康司（㈱エムピープラン）

　▽副支部長＝宮前護（三建塗装工業㈱）、遊馬久治（㈲光塗装工業）、西浦建貴（㈱西浦塗装工業）

　▽幹事＝中忠司（㈱司塗装工業）、佐藤尚人（㈱鈴木）、成田忠弘（㈱塗装のミドリヤ）、山中重則（㈱サンスタジオ）、渡邉秀輝（中山塗装㈱）、三浦豊代（㈱アートテック）、中村淳平（㈱丸一建装）、市橋直也（第一塗装工業㈱）

　▽監事＝高木公枝（㈲高木塗装店）、田口かね子（㈲田口塗装店）

　▽相談役＝鈴木眞（㈱鈴木）、渡邉秀雄（中山塗装㈱）、中村憲一（㈱丸一建装）