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国土交通省千葉国道事務所

1.4万立法メートル規模調整池築造/千葉国道/国道51号の4車線化に伴い

2018/04/18 日刊建設タイムズ

 千葉国道事務所は国道51号の4車線化整備に向け、容量約1万4000立法メートル規模の調整池築造などを計画している。詳細設計は間もなく委託し、2019年2月末までに取りまとめる見込み。

 北千葉拡幅区間は千葉市若葉区貝塚町から佐倉市馬渡に至る7・6kmのうち、貝塚町から同区若松町までの3・8kmを4車線で開通済み。若松町から馬渡までの3・8kmについては2車線となっており、4車線化整備に先行して調整池を築造する方向となっている。

 調整池は若松町から四街道市吉岡に至る流域約29haの道路排水に対応するもので、現段階では容量約1万4000立法メートル、許容放流量毎秒約0・184立法メートルの想定。吉岡地内に建設し、四街道市水路に放流する計画となっているが、詳細については設計段階であらためて検討を行う。

 成田拡幅区間は成田市並木から同市東金山までの5・8kmのうち、並木地内の0・2kmと、同市寺台~東金山までの1kmが4車線化されていない。設計においては、19年度以降の4車線化整備を見据え、寺台から東金山までの平面・縦断・横断設計などを取りまとめる。

 対象区間の標準的な幅員構成は北側から路肩0・75m、車道7m、路肩0・75m、歩道1・2mとなっており、将来的には歩道3・5m、路肩1・5m、車道(下り)7m、路肩0・25m、中央分離帯1・5m、路肩0・25m、車道(上り)7m、路肩1・5m、歩道3・5mとする計画。車道が排水性舗装、歩道は透水性舗装の見込み。

 大栄拡幅区間は、成田市桜田から同市所までの全線1・5kmを2車線で開通している。09年6月の降雨強度変更に伴い、4車線化整備に際して道路両側へ布設する街渠縦断管の修正設計を行う。

 縦断管は内径300mm以上のコンクリート管を基本としており、主に管径を見直すことになる。

 各区間における4車線化のための用地取得率は、16年度末時点で北千葉拡幅77%、成田拡幅96%、大栄拡幅69%となっている。

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