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新潟駅の高架事業が第1期開業

2018/04/18 新潟建設新聞

 新潟駅連続立体交差事業の高架化駅第1期開業として15日に新幹線と在来線の同一乗り換えホームが供用を開始した。

 新潟駅構内では開業セレモニーが開かれ、新しい新潟駅の完成を盛大に祝うとともに、同一ホームに入線する新幹線ときを迎え入れ、出発する特急いなほを送り出した。

 在来線約2・5㎞を高架化し、新幹線との同一ホームを含む3面5路線を整備。第1期開業では、同一ホームを含む3面4路線の供用を開始した。新幹線と在来線の同一ホームでの乗り換えは日本で初めてとなる。高架化に伴い、天神尾踏み切りと米山踏み切りも同日に廃止された。

 連続立体交差事業は、1992年から調査を開始し、96年に事業認可、2007年には県からに新潟市に事業主体が移り、12年より工事着手している。事業認可から12年を経て第1期の開業を迎えた。連続立体交差事業の事業費は885億円、同一ホームの整備には15億円が投じられた。今後、21年に高架駅の開業、22年には高架下の交通広場、23年の万代広場供用開始を目指して整備を進める。

 セレモニーで篠田昭新潟市長は「高架化、踏み切りの廃止で、南北を分けていた新潟の一体化がより進む。駅からまちなかへの流れをつくる」と意気込みを語った。

【写真=第1期開業を祝いテープカット、新設ホームから特急いなほ出発】

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