北陸地方整備局は新潟県からの要請を受けて(仮称)十日町道路の直轄による権限代行実施の検討を行うための調査に本年度から着手する。
(仮称)十日町道路は、上越魚沼地域振興快速道路の一部を構成し、十日町市北鐙坂~八箇までを結び、2017年11月に一部供用を開始した八箇峠道路につながる。新潟県ではルート帯として延長約11㎞、2車線、設計速度80㎞/hを想定。トンネル2本と信濃川を跨ぐ橋梁1橋、土工区間で構成。
概算建設費には550億円を試算している。トンネル区間が全体の約65%と積雪や土砂災害のリスクが少ないほか、十日町市が将来、開発を計画しているエリアを通過する。
北陸地整では、県が示したルート帯をもとに、工事に高度な技術を必要とするため権限代行として実施する効率性を検討・調査する。
昨年11月に一部供用を開始した隣接する八箇峠道路は直轄権限代行で整備が行われている。