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新潟県土木部

逆転割合最も低い15%17年総合評価試行結果

2018/05/15 新潟建設新聞

 県土木部が2016年度に実施した総合評価の試行結果では、最安値業者以外が落札した逆転の割合は15・4%で近年では最も低かった。また加算点、価格点ともに1位の業者が落札した割合が上昇しており、価格と技術の両方が求められる傾向が強い。

 17年度は、交通政策局分を含め117件の工事で総合評価方式を試行しており16年度と比べ30件の減少。加算点1位の業者が落札する割合は80件、68・4%で3・1ポイント上昇。技術評価点1位以外の者が最安値で落札した業者の割合は35件、29・9%で2・1ポイント減少した。加算点と価格評価点ともに1位の業者が落札した割合は64件、54・7%と9・1ポイント上昇している。

 工事成績の平均点(速報値)は84・8点で、総合評価以外の工事と比べ4・3点高く、16年度との比較では総合評価とそれ以外の工事の点差が広がった。

 総合評価方式の平均落札率は93・9%で16年度から0・6ポイント増でほぼ前年並み。

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