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千葉県教育庁

事業費約15億円で天井落下対策/県教育庁の学校安全対策/高校4校で解体設計

2018/05/16 日刊建設タイムズ

 県教育庁は、県立学校における安全対策として本年度、事業費21億8460万円を投入し、県立学校非構造部材対策事業や県立学校老朽化対策事業を実施する。非構造部材対策事業では、事業費15億4000万円で高校屋内運動場の天井材、照明器具等の落下防止対策を実施。県立学校老朽化対策事業では、事業費6億4460万円で、耐震性の不足により使用を中止した校舎等の解体や、昨年度からの継続で京葉工業高校電子・建設棟、第2建設棟及び第2電子棟の改築工事を実施する。

 県立学校の老朽化対策事業では、茂原樟陽高校で畜産管理室(S造2階建て延べ119㎡)の設計と工事のほか、行徳高校定時制普通教室(S造2階建て延べ1350㎡)、松戸南高校教室棟(S造2階建て延べ1026㎡)、館山総合高校製造実習E棟(RC造2階建て延べ160㎡)、君津青葉高校特別教室(RC造2階建て延べ320㎡)の4校4棟で解体の設計を実施する。事業費は県予算に2160万円を計上。

 一方、県立学校の非構造部材対策事業は、県立学校の安全を確保するため、屋内運動場等の天井材(非構造部材)、照明器具等の落下防止対策を実施する。本年度は県立高校24校・28棟で設計、25校・25棟で工事を行う。

 落下防止対策は、県立学校の体育館、柔剣道場、格技場など110棟を対象に実施する計画で、このうち特別支援学校の対策は完了。高校を対象に、16年度から本格的な取り組みを実施している。

 本年度の工事は学校と県県土整備部施設改修課が発注している。

 設計を実施するのは▽千葉商業高等学校(体育館)2977㎡▽京葉工業高等学校(屋内運動場)2551㎡▽幕張総合高等学校(体育棟)5322㎡、(屋内運動場)看護校舎1686㎡、(管理・学習交流棟)5039㎡▽千葉西高等学校(屋内運動場)2896㎡▽犢橋高等学校(屋内運動場)2962㎡▽八千代高等学校(屋内運動場)1428㎡▽船橋高等学校(屋内プール)947㎡▽船橋豊富高等学校(体育館)3044㎡▽船橋北高等学校(屋内運動場)2877㎡▽国府台高等学校(屋内運動場格技場)2832㎡▽浦安南高等学校(屋内運動場)2840㎡▽柏の葉高等学校(屋内運動場)2924㎡▽流山北高等学校(屋内運動場)2367㎡▽富里高等学校(体育館)2923㎡▽四街道北高等学校(体育館)2000㎡▽銚子商業高等学校(屋内運動場)3033㎡▽銚子商業高等学校(屋内運動場)海洋校舎2390㎡▽旭農業高等学校(屋内運動場)1493㎡▽東総工業高等学校(屋内運動場)1304㎡▽大原高等学校(体育館)1472㎡▽安房高等学校(水球兼水泳プール)978㎡▽館山総合高等学校(体育館武道場)2767㎡、(体育館)水産校舎1442㎡▽君津高等学校(体育館)1437㎡▽木更津東高等学校(講堂)1175㎡▽鶴舞桜が丘高等学校(屋内運動場・格技場)グリーンキャンパス2091㎡

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